(平成18年)文字・活字文化の日 第60回読書週間 しまね教育の日協賛行事
島 根 県 立 図 書 館 所 蔵 貴 重 資 料 展 |

島根県立図書館は明治6年(1873)開設の松江書籍縦覧所を元とし、全国的にも早い時期から今日まで、長年にわたり資料の収集・保存・提供の機能を担ってきました。
所蔵資料の中には、9代松江藩主斉貴の収集資料「鷹・鷹狩り資料」、雲藩図書の印が押され、稲村三伯の『ハルマ和解』の底本になったといわれるオランダのハーグで刊行された『ハルマ蘭仏・仏蘭辞書』等、伝来の貴重で珍しい資料があります。
また、島根県関係の文献を調査する上で欠くことのできない基本的な郷土資料として、全国で唯一完本として残る『出雲国風土記』の写本類を初めとし、江戸時代の『雲陽誌』、『石見名所集方角図解』、『隠州視聴合紀』、また、彩色絵入りの折本『出雲稽古知今図説』等の歴史・地誌資料があります。
その他、松江藩の藩令をまとめた『国令』、藩の農政や行政機構を記した『農政剳記』、現代のペットブームを先取りしたかのような人工的に調声した名吟について書かれた『出雲野鵐(のじこ)』、文芸書としては2代松江藩主綱隆夫人の『養法院自筆和歌集』、不昧(7代藩主治郷)の弟の『雪川発句集』、出雲大社の神官富永芳久著『出雲国名所歌集 初編・二編』等があります。
書簡として不昧夫人「静楽院」、佐倉藩堀田家へ嫁した不昧娘「謙映院(玉映)」、若き日の「若槻礼次郎」、陶芸家「河井寛次郎」等のものがあります。
異色の資料としては、明治初期の物理学者北尾次郎のドイツ語小説『森の女神』や、近年所在が確認された、山本健吉、石橋秀野、伊藤佐喜雄、田中千禾夫・澄江等の疎開文化人が寄稿し、そうそうたるメンバーで昭和21年に刊行された雑誌『雲』第2巻第1号等があります。
当館ではこれらの資料を今日まで、たくさんの皆様のご協力・ご支援により受け継いできており、現在も、散逸しがちな貴重な郷土の資料の収集・保存に努めています。
今回はこれらを初めて展示し、当館の所蔵資料をより知っていただくよう、ご紹介いたします。
開催日時: 10月27日(金) 午後1時から午後6時まで : 10月28日(土)、29日(日) 午前9時から午後5時まで
場 所: 島根県立図書館 集会室
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